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洛中で

東京土産を持っていくため、実家まで行ってきた。
実家には、祖母しかいなかった。
いつもは伯母もいるんだけどな。

雪が降っていると思いコートだけで出たのだけど、降っていたのは雨だった。
雪だったら服についたのを払えば大丈夫だが、雨は沁みこむ。
だからコートが乾くまで、実家でコーヒーを飲みながら祖母と談笑していた。
東京の話とか。


それで初めて知ったのだけど、祖母は十年ほど京都に住んでいたらしい。
生まれは鳥取なのだけど、終戦後京都で働いていたとか。
その後鳥取へ帰り、嫁入りした。
道理で洛中にある大学や、丸善の事に詳しかったわけだ。

何だか因縁を感じてしまうな。
『Fortune Girl』を読んだ人なら、気にかかるところだろうけど。

父は高校卒業後大阪の専門学校に入り、服をデザインして売りまくっていた。
祖父は、その頃すでに死んでいた。
しかし鳥取に帰って来た時、祖母から祖父の若い頃の話を聞いたそうだ。
――何でも祖父は若い頃、大阪でファッションデザインの仕事に就いていたが、空襲のため鳥取まで帰って来たらしい。

これを知ったとき、父はかなり驚いたらしい。
父は『ドグラ・マグラ』のように、家族の因縁を信じている。
要するに、家族は同じ事を繰り返す、という。
この話を聞いたとき、架神さんは「じゃあ、サクラさんも大阪で服を売り出すかもしれませんね」と言っていた。

けれど、多分私が鳥取を出ることになったら、その時は京都になるだろうと思っている。
今のところ鳥取を出る予定はないが、色々と考えれば、行き着く先は京都以外ないから。


あと、終戦当時の話を聞いた。
私は平成五年の三月に生まれたわけだが、祖母は昭和五年の三月に生まれている。
だから昭和の年号を平成に置き換えれば、私が何歳の頃に何が起きたか、祖母は何歳だったかが解かる。

祖母が玉音放送を聴いたのは、十五歳の時だった。
しかし女学校にあったラジオというのが粗悪で、何を言っているのかサッパリ解からない。
家に帰るとき、金持ちの知り合いから、「戦争な、途中やめだって。休憩するって」と聞いた。

家に帰ってそのことを話したら、「何だそりゃ。朝鮮人のケンカか」と言われたらしい。

当時、鳥取にも朝鮮半島から多くの人が来ていた。
彼らはよくケンカをしたのだけど、長々とした陰険なケンカだったという。
煙草を吸ったりして、たまに休憩を挟んでいた。
休憩している間は敵情を探り合い、思い出したようにケンカを再開する。

因縁は本当にあるのかもしれないな、と思った。


コメ返。
ヒプホさん
解かります、その気持ち。
とっても――。

しかし、紙が出てくるとは予想外でした。

シュウ
いや、ワープロ。
新人賞の応募規約に、手書き原稿は受け付けませんって書いてある。
けれどもうデビューしちゃったし、時期手書きに移行する予定。

ホリック終わっちゃったね。
というか、もう別誌で新連載始まってるし。
あまり読む気はなかったけど。

というより、あそこは落選者の掃き溜めなのだよ。
だから、自然と編集部を恨みだす。

箱があるからかねえ。
まあ、それでも安くできないかかけあってみるわ。

とおりすがり。。。 の人
え、そうなんですか!
よく気づきましたねえ――。
私としても、びっくりしています。

コメントありがとうございます。
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No title

だよねー
雪は払うだけで落ちるから可愛いもの
雨はどんどん染み込んで体温奪っていきやがる!
雨なんか大キライだぁぁ嗚呼嗚呼!!!

運命ねぇー
俺はそういうの信じないな
だってあるのは必然だけなのだから!w

ほう手書き!
いいねぇ手書き
俺はアニメはデジタルよりもセル画派のアナログ人間だから
そっちの方が好感もてるな
ちなみに俺みたいに字が汚くないよな?www

ねー
SQでねー
面白いのかねぇ?
気が向いたら立ち読みしようかしら

半ばで挫折した、ということか
ま、プロの足元にはたくさんの屍が、ってね

期待せずにまってるよ
そこはなんかこだわりとか持ってそうだし

No title

家族の因縁ですか。
むしろ私の親はそういうのを突っぱねる傾向にあるように思います。
祖父母のほうも、同じ人生は歩くなといった態度を取っているように思いますね。いえ、祖父母が特別不遇な人生を歩んできたわけではないのですが。
あまり関係ありませんが、そういえば父方の祖父が若かったころの写真を見せてもらったことがありますが、今の父にそっくりで驚きました。いつか私も父のような容姿になるのかもしれません。

架神先生も面白いことを言いますね。
もし大阪か京都のほうでお店を開くことがあれば教えてくださいね。立ち寄らせてもらいますw

そういえばですね。今さっき気づいたのですが、私のブログをリンクしてもらってたのですね。
随分と遅れてしまってると思いますが、こちらでもリンクさせてもらってよろしいでしょうか?

No title

紙>
変換ミスだったんですが、状況的に的確だったので採用してみました。
なんかこういう偶然が「一番いいの」になるのってあるよね!

因縁>
案外身内の過去って聞かないもんだから、いざ聞いてみると面白い発見があったりしますよね。
形は違えど、親の通った道と似たような判断してたりとかw
私も思い返してみると、両親が今まで積み上げてきた人生の影響を色濃く反映してきた存在なんだなーとしみじみ認識しております。

落選者の掃溜め>
それが事実だったらば、恨みごと言う様な人間に成り下がってる時点で、落選するのは決まりきってた運命なんだろーなぁなんて思います。
多少なりとも純粋に創作をやる気になってる人間ならば、理不尽を経験してもそれを覆せなかった自分の落ち度を恥じるはずだろうし…。
まぁ「自分の落ち度」を受け止めるのってしんどいんですがね
似たような道を進んでた人間だと思うと、なんとなく引っかかる存在です。
プロフィール

千石サクラ

Author:千石サクラ
◆1993年3月30日生。B型。
鳥取県出身、京都市在住。
高校在学中、講談社にて新人賞を三つ受賞する。電子書籍『BOX-AiR』に処女作が掲載され、作家となる。
◆高校を卒業後、上洛する。

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