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卒業前夜、一

明日は登校日だ。
真昼に学校に集合して、卒業式練習とかするの。
その翌日が卒業式。

これで十二年間の学校生活(+三年間幼稚園生活)は幕を下ろすのか――。


卒業式前ということで、三年前の話をしようと思う。
自分語りもいいところだとは思うけど。

かれこれ三年前、中学校の卒業式を目前にしていた頃のことだった。
当時の私は、受験勉強や周囲の環境等で、非常に疲れきってきた。
それが神経衰弱というものだったのかどうか、診てもらったことがないので私は知らない。

ある日、隣の席の子が学校を休んだ。
欠席者と同じ班の人間は、次の日の時間割・連絡事項を紙に写して、届けなければならない。
三十人弱の教室に、六つの班があった
そしてその紙には、班の人からコメントを書いてもいいことになっていた。

そのときその紙を書いたのは、私の斜め右にいるYという子だった。
書いているのを見ていると、時間割の横に「テスト」と書いてある。
卒業間際にテストとはおかしな話だから黒板を見てみると、「テスト」ではなく「(授業が)ラスト」と書いてあったのだ。
「テストじゃなくてラストだよ」と指摘したが、Yは無言だった。

それは、私がコメントを書くときになっても、直されていなかった。
だから私は「↑テストではなくラストです」というコメントを書いておいた。

それをYに渡すと、急に彼女は手をワナワナと震えさせた。
そして紙をビリビリと破き、私の方へと投げつけた(あらぬ方向へ行ったけど)。
当然私は当惑して、「オレ、何か酷いことしたか!?」と言った。
するとYは机に突っ伏して、静かに泣きだした。

実をいうと、Yは二年前まで苛められていたのだった。
――しかも悪いことに、私が関与していた時もある。
それから時として変な言動をすることはあったけど、全く日常に支障はなく、私も油断していたのだ。

翌日、私は担任のKに呼び出された。
Yがそのことを担任に訴えたらしい。
Kというのは二十代後半の若い教師で、気さくで明るく、熱気のある人なのだけど、生徒からの信頼は薄かった。
多分、それはKが変な正義感のもと、クラスに恐怖体制を布いていたからなのかもしれない。
――Kから何を言われたかというと、とにかく今回の件は私が悪いんだから、謝っておけということ。
私は、Yさんの言う事は絶対に変だ、と主張したけど。

今の私は頑なな性格だけど、当時はもっと頑なだった。
Kが怖い反面、そんなことは間違っていると信じて疑わなかったから、謝る気もなかった。
――今思えば、そんなにKが怖いなら、上辺だけ謝ってやり過ごせばよかったと思う。
――今思えば、そんなに頑ななら、Kに堂々と立ち向かえばよかったんじゃないかとも思う。

しかし私はどちらもしなかった。
そして卒業式の前日、私はKに呼び出された。
(つづく)


コメ返
つかボンさん
とにかく絵師に気合を入れてますよね。
そのうち、「受賞作を出版したら、もれなく高級絵師がつくレーベル」と評判になるんじゃないでしょうか。

インパクトの強い物は、とくにかく目に付きますよね。
ただ、インパクトを生かしきることも大切だとは思いますが。
メフィスト賞やPowersの作品講評を読んでると、たまに「思いつきだけで小説を書くな」なんて書かれてますから。
そこまでできて、深い関心が得られるんじゃないかなと。


ヒプホさん
逆に平平凡な人が、とても個性的な話を創ったりしますけどね。
しかし、オーラというのはどっかから自然に出ちゃうものなのかもしれません。

それだけしかないけれど、それがいいっていう。
何なんでしょうねえ、この堂々巡りの快楽――。


シュウ
時が経てば、自分の作品を客観視しちゃうからな~。
まあ、筆力が上がってるっていうのもあるんだろうけど。

だよな~。
というか、バリバリ有名な人じゃんw
絵師の強さは作品の強さでもあるしね。
あとは作品が秀逸なら、OK。
しらびさんも本当に上手いと思うわ~。

いや――例えば数十年前、「たたりじゃ~」って言葉が流行ったわけよ。
これは『八つ墓村』に出てくる、インパクトの強い婆さんの発言なんだけど。
こういう風にネタにされるくらいのインパクトの強さは必要かなと。AAも含めて。

さあて、どうだったかな?
OADの、吉明のドレス姿がいいよ。
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No title

ふーん、それは災難
というか俺に言わせればやはりいじめられる側も側なんだけどね
自分の対応一つでどうにもなるしね
経験者がいうんだから間違いない

で、そっか
まーそういう時は俺は先生に徹底抗戦だわ
自分が悪くないならなおさら
ま、社会なら謝るが
そういうのはしょうがない
状況ってやつだな、うん

No title

私はいじめに近い不愉快な対応されたことは中学時代と高校最初の一年がピークでした。
が、当時の自分としても、アトピーが悪化の極みだったので見た目に不衛生に見えるとか、今以上に尖がって頑固だったりとか、『好かれ無い要素』は自覚していたので、「付けいる余地を与えた自分のミス故、致し方なし」と思って耐え忍びましたけどねぇ。
度が過ぎる暴言を諸に本人(私)がいる前で話す様なカスもいましたから、ストレスで下痢が酷くなったりしましたけど…

しっかしこれは…一番めんどくさい状態の人間ですね。
被害者意識だけが根強く働いてるというかなんというか。
自分のミスを自覚出来ない状態っていうのは、別段苛めとかそういうのと全く無縁でも、自然と自分の人生をつまらないものにするように思います。
っていうか、女子がこの状態になった場合、最も面倒くさい展開になるんだよねぇ…ホント
個人的には相手の事情なんぞ考慮するまでも無く現実を突きつけてやりたくもなるんですが、『女』ってだけで無条件に優しくしなくちゃいけないとか言いだす奴が絶対何人かいるせいでややこしくなる…
サクラさんの場合、私の経験したシチュエーションよりも、ややこしい事態になりそうで気になります…(ゴクリ

No title

世の中は理不尽で廻っているようなものですからね……
かく言う自分もとんでもなく理不尽なことで怒られたりしました。
とある歌手についてブログで言及したら、それが見つかって差別だと罵られ。(まったく差別的な内容ではなかったのですが)
自分も頑固ですから、「自分は間違っていない。あんたが間違ってる」と言ったら「そういう考えを持ってるからこんなことをするんだ」と。
「差別をするな偏見を持つな」そう言う大人こそが子どもより差別をし、偏見を持っていると気づいたのもこのときです。
そのK先生とやらもサクラさんに偏見を持っていたのかもしれませんね。
プロフィール

千石サクラ

Author:千石サクラ
◆1993年3月30日生。B型。
鳥取県出身、京都市在住。
高校在学中、講談社にて新人賞を三つ受賞する。電子書籍『BOX-AiR』に処女作が掲載され、作家となる。
◆高校を卒業後、上洛する。

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