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或る一夜

さて、旅行から昨日帰ってきた。

一昨日は、まず出雲市の空海というラーメン屋までお昼を食べに行った。
父がとても美味しいラーメンだと話していたのだけど、以前食べた牛骨ラーメンほどのインパクトはなかったように思う。
けれども、しみーじみと深い美味しさが伝わってくるラーメンだった。

それにしても、今回の旅行中は本当に父の運転が怖かった。
ものすごくベテランなんだろうけど、法定速度を無視するのは当たり前だし、ケータイをつついたり睡魔と闘ったりしていて一々ひやっとする。


ラーメンを食べ終わったら、座敷童の出るお蕎麦屋さんへ向かった。
ついたのは夕方前、ちょっと早いけど夕食の蕎麦をいただいた。

前にも書いたけど、このお蕎麦屋さんは異様な空気のところなんだよね。
ほとんど百年前の日本家屋そのまんまで、色々と古い道具が残されている。
表には竜吐水が放置されてるし、西洋料理とか女子教育とかと書かれた和綴じの本は置いてあるし、各所に置かれた天神様の人形がこちらを見つめていた。

その中で、座敷童が出るという四畳半に、私は泊まってきた。
父が泊まったときには、怖くて電気を点けたまま寝たという。
家族は他の宿に泊まったけど。

まだ暗くなってない頃、女将さんが山の中の「ミステリースポット」へと連れて行ってくれた。
林業者しかやってこないような山の中で、道端には一メートルくらいの石がゴロゴロ落ちてる。
表面の随所が平らになっており、「自然石」と言うには疑問符がつくような岩。

崖と林に挟まれた道で、女将さんは車を止めた。
崖の下には鬱蒼とした池があって、林の向こうにはなだからな山が見える。
林の中と山の表面には、存在を誇示するような岩が置かれていた。

山の表面の岩は椅子になっていて、女将さんはそこに女の人が座っている夢を見たんだそうだ。
髪の長い、白いドレスをまとった女の人。

女将さん曰く、ここには五十人くらいの古代人が住んでいたらしい。
林も昔は原っぱで、狼煙が上がると古代人はここに集まって、女の人の言うことを聞いていたという。
大きな岩も、古代人が対になって心を合わせれば持ち運ぶことができたとか。

言っておくけれど、この女将さんは決して夢見がちな人じゃない。
お金のことにちゃっかりしている人らしく、経営も山を下りて市内にどんどんと店舗を増やしてる。
けれども新興宗教みたいに、奇跡を売りにしてないんだよね。
私も、泊まるだけならただで泊まらせてくれたし。

店に帰ると、私はパソコンを開いて仕事をし始めた。

座敷

ここが座敷童の出るという部屋。
左端に私のパソコンが見える。
中央の箪笥から座敷童が出るらしい。
お菓子とかがお供えしてあって、私も申し訳程度にブラックサンダーを置いておいた。

というか、もっと写真撮ればよかったって今気づいた。

布団に入ったのは十二時ごろだったかな。
記憶があるのは、時計が一時の鐘を鳴らしたあたり。

それからは眠っているような眠っていないような時間を過ごしていて――
気づいたら朝になっていた。

日が差し始めた頃再び目を閉じると、二時間くらい熟睡できた。
本当に私は霊感というものがないなー、と思う一夜だった。
父は「何もなかったの!?」と言っていたし。


昨日は、渋川動物園までカピバラさんを見に行く予定だった。

ところが一時間半くらいの渋滞にまきこまれ、最終的に動物園を目前にして断念した。
私たちは早い段階からカピバラさんを諦めろと主張していたのだけど、父はどうしても見たかったらしい。
動物園が満杯だと知って、ようやく諦めてくれたよ。

あとはまっすぐ鳥取まで帰ってきた。


コメ返
シュウ
ほんともう、どうしょうもないよね。
でも意味のない悩みだから、本当は悩まなくてもいいんだよね。
それでも悩んじゃうっていう。

まあ、祖母の場合は大丈夫だと思うよ。
なんとなくだから、本当のところは解らないけど。
本人がそう言ってるんだから、多分私は安心しなきゃいけないんだよ。

そりゃ、根っこは変わるもんじゃないよ。
けれど、根を同じにした他人みたいなもんだよな。
寂しいもんだね。


三日月さん
もう、可愛いこと前提の男の娘ですよ。
流行に乗ったというわけではないのですけどね。

大したハプニングは、記事に書いた通りありませんでしたねえ。
けれども、無根拠でそういうのはいるんだなって感じました。
なぜか親子の隔たりが、霊感の有無の隔たりになってるんですよね。
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No title

とても興味深い旅行ですね。
テレビの特番などで、座敷わらしが出ると噂される旅館に取材で泊まりに行ったりしますが、ああいうのを見るたびに私も一度泊ってみたいと思います。
それにして、サクラさんの家族は、普通とはちょっと違う知り合いが本当に多いですね。(褒め言葉です)
主にお父さんの人脈が広いのでしょうか?
カピバラさんをどうしても見たがるお父さんがお茶目で可愛らしいです。

No title

ラーメン屋「空海」>
杏子「!?」(ガタッ
さやか「あんたじゃない、落ち着け」

No title

お父様wwww
ちょっとおちゃめだなw
どことなく、サクラは入間みたいな感じがするな
モチロン、サクラパパは入間パパに似ておりますw

へーほー昔ながらか・・・いいなぁ
俺は古いものをこよなく愛するから、そういうのはいいいな

あー!俺もそこに泊まってみたいぜ!!

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プロフィール

千石サクラ

Author:千石サクラ
◆1993年3月30日生。B型。
鳥取県出身、京都市在住。
高校在学中、講談社にて新人賞を三つ受賞する。電子書籍『BOX-AiR』に処女作が掲載され、作家となる。
◆高校を卒業後、上洛する。

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